bokuno_2chijyo’s diary

とある理系大学生の日常

春の残り香

皆さん、こんばんは。

2020/05/13

今日はいつもより早めに目が覚めた。

今日は水曜日。毎週水曜日は電磁気学の演習問題に取り憑かれる日と決まっているわけである。来るべき時に備えて昼食にかじりつき、体温と電磁気学に対する意欲を高めていくのであった。

そして決戦の時、初手降参ムーブ。僕にはまだ装備が整っていなかったようだ。教科書に立ち返り、問題を討伐するのに必要と思われる知識を、意味など介さずにひたすらにインプット。そしてまた戦場へと舞い戻る。先程よりかは立ち向かえそうだ。しかし別の壁が私の行動を制限する。紙の使用可能上限枚数である。たとえ問題を討伐できてもそれを証明することが出来なければ報酬(単位)は獲得できないのである。私はまさに晩年のフェルマーが感じたであろう『この問題を解くには、余白が足りなすぎる』状態に陥ったのである。せめてもの戦果を持ち帰るために問題の一部を討伐した形跡を紙に記し、教授へと送る。

夜はまだ案外涼しい。季節の変わり目は夜に訪れるようだ。全く、シャイなやつだ。

では、また明日。